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手術前夜の気づき。人は経験してこそ本物の理解を得る。

更新日:5月22日

子宮全摘手術について、つらつらとブログに書いてきたけれど、いよいよ明日が本番です。


体のあちこちの不調が重なって手術を決めたのが半年前。


あの頃は「まだまだ先だな」と、どこか他人事みたいに思っていたけれどいざ前日になると色んな感情が押し寄せてきます。


思い返せば薬の副作用も結構キツかったし体調は万全じゃありませんでした。


でも、その中でも自分の心と体を大切に過ごすことができました。

バランスのいい食事を心がけて、ジムにも通ったし、ヨガも毎日実践してきた。

できることはやったし、ストレスも溜めずに過ごせました。


そして、今気づいたことは手術を明日に控えて、子宮がなくなることへのわずかな抵抗です。


ここで思うのは「先のことはその時になってみないと、ホントのところは分からない」ということ。

頭の中で想像はできても、実際に経験して初めて分かる感情ってある。


45年間も一緒にいた子宮。


半年前はもっと簡単に考えてたけれど、明日手術を受けるという現実を目の前にしてその重みをひしひしと感じています。


こういうことって、今までも多々あった。


まだ息子たちが小さい頃、先輩ママに「大変だと思ってる今が一番楽しい時なのよ」と、よく言われたのですが、子育てに必死だった当時の私にはそんな余裕は全くなかったのです。


そう言ってた先輩ママさんたちは「子育てが一段落した」という経験をしてるから、そんなふうに伝えていた。経験してない若い私には正直ピンとこなかったのです。


けれど今になってその言葉がやっと理解できます。


だから「死ぬ時に後悔しないように生きよう」みたいな言葉もよく聞くけれど、頭では分かってても本当にそれが分かるのは人生の最後なんでしょうね。


だからこそ今を大切に生きようと心から思うのです。


長年連れ添った子宮を手放すのはやっぱり寂しいけれど。


今まで一緒に過ごしてくれて本当にありがとう、そんな感謝の気持ちとともに最後の夜を過ごしたいと思います。


そしてたくさん応援メッセージをいただき、とても心強いです。復帰してみなさんと会えるのを励みに明日は頑張ってきます。


おやすみなさい。




真紀


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