乾いた気候から、6月は雨季にむかいます。
熱く湿気のある日本の夏は、6月から9月にかけて、火の要素が強くなります。
火の要素は、情熱、活気、喜びに満ちた人生など、ポジティブな側面として表現されます。
しかし、バランスを崩すと、気分の浮き沈みが激しくなりやすく、精神状態がサーモスタットのように不安定になりなります。
それによって悲しみや孤独に陥ることも、火のエネルギーが失調しているときの兆候です。
イベントも増えて気分がのっている時こそ、自分を知るチャンスです。
わたしたちは、やる気があることをポジティブな意味にとらえますが、そもそもそれは
『有る、無い』
といった二元的な物の考え方であり、やる気は長く続きません。それゆえ、三日坊主という言葉があるのでしょうね。
行動することに意味をもつと、できなかったときに自己否定を起こします。
わたしたちは人間なので、やる気があったり無かったり、心が揺らぐことは当然です。
大切なことは、揺らぐ自分を静かに観察できているかということです。
しなきゃならない、こうあるべきといった思考は、ほんとうの自分を見失っていきます。
できない自分も不完全で当たり前、わたしたちは不完全で完璧なんです。
それらを理解していくと、ヨガが続かない、やめてしまうといったことにはならないはずです。
もちろん、ヨガ以外の物事すべてそうです。
行動に意味づけせず、さくっとぬるっとやってみましょう。
気合いをいれず、淡々とスタジオにお越しください。
6月もお待ちしております。
真紀