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冷えた心と体を整える夏のヨガ的アプローチ

現代の私たちに足りないもの:自然とのつながりを取り戻す夏の過ごし方


私たちは今とても便利な時代に生きています。

暑ければエアコン、寒ければ暖房。一年中いつでも快適な温度の中で過ごすことができます。

しかしそうした環境は私たちから自然に対応する力を奪っているのかもしれません。


夏に汗をかかない体は本来の働きを忘れてしまいます。

体内の熱をうまく外へ逃がせず冷えを感じやすくなり心も滞ります。

まるで凍ってしまった水のように本来持っている生命の循環が止まっている状態です。


便利な生活と上手に付き合い心と体のバランスをとる


では、どうすれば自然のサイクルから離れてしまった生活の中で心と体を健やかに保てるのでしょうか。

鍵となるのは、少しずつ体と心を慣らしていくことです。


五感を意識的に使う時間を増やす


まずは自然を感じる練習をしてみましょう。


  • 歩いて通り抜ける風の温度や匂いを意識してみる。

  • 休憩時間に窓を開けて外の音に耳を澄ませてみる。

  • 太陽の光を浴びながら温かさを感じてみる。


こうした小さな積み重ねが閉ざされていた五感を

開いていきます。


体を温める巡りのヨガ


冷房で冷え切った体にはじっくりと体を温めるヨガが効果的です。


  • 簡単なひねりのポーズ:体幹をひねることで内臓が刺激され体の内側から温まります。

  • 深い呼吸:深く長い呼吸を繰り返すと冷え固まった心がほぐれリラックスできます。


汗をかくことが難しい環境でも無理のない範囲で体を動かし巡りを良くすることが大切です。


あえて自然と向き合う時間を作る


休日は意識的に自然の中に身を置いてみましょう。


  • 公園の木陰で座ってみる。

  • 川辺や海に行って水の流れを眺めてみる。

  • 涼しい早朝に少しだけ外を歩いてみる。


体は自然の力に触れることで本来の調子を取り戻していきます。


小さな一歩から始めよう


いきなりエアコンのない生活を送るのは難しいかもしれません。


けれどエアコンを少しだけ弱くしてみたり日中の休憩時間に外に出てみたり。

できることから少しずつ始めてみましょう。

便利な生活を否定するのではなく、それに上手に付き合いながら心と体のバランスを取り戻していく。それが現代を生きる私たちの新しい夏の過ごし方なのかもしれません。


あなたにとっての小さな一歩はなんですか?


残暑が厳しいと億劫になりますが、やれる環境に身をおくと無理なく心と体のバランスを保てます。

この残暑を乗り切るためにあなただけの「整う」環境を少しずつ見つけてみませんか?


小さなことを続けていくのです。

コツはやめないこと。


真紀

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